ナマケモノのごとく過ごす。

楽しいひとり暮らし

ナマケモノに学ぶ優しい世界、競争だけが生きる道ではない!?

こんにちは、おかえりです。

 

私は、本を読んだり考え事をしているとよく、電車を降り過ごしてしまうことがあります。

 

それを人に話すと、「あんた、自然界だったら(注意不足で)とっくに死んでるよ」という言葉をもらいました。その時はそうか、人間でよかった!と思いました。

 

しかし、自然界には、50メートル走を30分ほどかけて、や、、、っと完走する、ドのんびり者、ナマケモノという動物がいます。

 

そんなにノロマなのにも関わらず、彼らは数万年も前から進化を続けながら、自然界で生き残っているのです。

 

いるじゃん!ノロマでも、自然界でうまくやってる奴!と俄然、興味が湧きました。

 

ナマケモノは、自然界という競争社会の中に、ひっそりと、うまーく暮らしていました。

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▪️ナマケモノがノロマな理由

 

普通、哺乳類は、食べ物を消化させるために、体温を上げます。しかし、ナマケモノは、その体温調節ができません。そのため、消化吸収が非常に遅いのです。16日間かけて、じわじわと消化させます。(気温が上がると消化のスピードが上がります)

 

1日8gしか葉っぱを食べず、10時間も眠り、排泄も一週間に1回ほど。

 

その限られたエネルギーで、ゆるりゆるり、と動き、食料を確保し、排泄を行います。

 

(葉っぱ自体も栄養価がないはずなのに、こんなに低エネルギーで生きていることは、かなり凄いことみたいです。その仕組みはただいま調べ中です。)

 

▪️ノロマなのに生きていけるのは共生のおかげ

 

ナマケモノの体には「ナマケモノガ」という小さなガが100匹以上住んでいます。ひえ〜!大丈夫なの!?と思いますが、このガのおかげでナマケモノは3つの生き残るスベをもらっています。

 

①危険センサー

寝ている間は危険が近づいてきても、ナマケモノには察知するすべがありません。危険が近づいた時、ナマケモノガが「ザッ」と動くと、危険センサーの代わりになってくれるのです。

 

②カモフラージュ

ナマケモノガが発する物質がナマケモノの体に苔を生やします。そのおかげで、木の色にうまく溶け混むことができるのです。

 

③栄養源の確保

毛づくろいの時に一緒に食べて栄養源にします。

 

▪️友がいなくならない理由

 

ナマケモノガが居なくなってはナマケモノは生きていけません。そのため、ナマケモノが唯一、危険を冒して地上に近づくのは排泄の時。ナマケモノガが卵を産み、幼虫が育つ苗床である排泄物が、散らばらないように木の根元まで降りてくるのです。

 

▪️まとめ

 

このようにナマケモノは怠けているように見えて、着実に生きています!

 

その良い点は、

1 無駄に食事を摂らないので、地球に優しい。

2 他の生き物を生かし、傷つけない。

3 エネルギーの使い方がユニーク   (´-`)

 

動きが早く進化しなかった動物は他の部分で進化し、どの種も個性的な姿をしているように思えます。(亀、マナティなど)その目は深く、優しいです。

私が惹かれる動物達でもあります。

 

ナマケモノの世界を知ると、世の中に理解は少なくても、周りよりノロマでも、私なりにコツコツ頑張ってみようと思えます。

 

よいな、ナマケモノ

それでは、また。

 

 

参考サイト

 

ナマケモノは小さな生き物たちのスローでエコで暖かい「森にたたずむ小さな宇宙」だ。ちのスローでエコで暖かい「宇宙」だ

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/269653/032200025/?ST=m_column