否定の気持ちはすべて幻だった!?
「私の考えが一番正しい。」
どれだけ自己肯定が低い人でも、
「なんであんなこと言うんだ (怒)」
と言う具合に、
私たちが大あれ小あれ、思ってしまうことだと思います。
この否定の気持ちにはちゃんとメカニズムがあって、
他人を否定すること(他人と自分を区別すること)
で人は自己を保とうとする
らしいです。
でもこれ、“誰もがそれぞれに思ってること”だとしたおかしなことです。
だって、みんな「私が一番正しい!」とそれぞれに思っているのだとしたら、この否定は“私だけが見ている幻”ということになります。
本当のところ、
私は、あの親で、この体で、あの環境で、あの人がいて今の状態や考えにたどり着いて、
裏の裏の裏の裏をかいたって、
悔しいけど、これ運命、
私の今この瞬間の感情や行動の選択はどうにもならない。
同じように、他人の今もどうにも動かせない。
私の大好きなクロマニヨンズの
南南西に進路を取れ
という曲の中に出てくる
同じじゃなくても
ひとつなんだ
ひとつなんだ
というフレーズがたまに頭に浮かびます。
他人への否定が幻だと分かれば、
この甲本ヒロトの言葉に心が暖まるような気持ちでいられるのでは、と思うのです。
そういえば、
私が今まで困るのが、褒められた時でした。
否定で自分を保っていたため、急に地面がなくなるような不安を覚えるのだと思います。
他人の感じたことは、
自分でみることのできない自分の背中側。
良い言葉も、悪い言葉も
けして間に受けず、突っ返さず、
いったん受け取る。
※あまりにストレスになる言葉からは否定ではなく、逃げなければいけませんが。
否定って、怒ったり、傷つけたり、微妙な気持ちになったり、よいことないです。。
ということで、
他人を否定する気持ちは幻。
修行1
“他人への否定は一切断つ”
というのを今日からやってみようと思います。